セルフチェック
気になる症状があればセルフチェックをしてみましょう。
睡眠には、1日の疲れをいやし、さまざまなストレスを解消するはたらきがあります。より良い睡眠が翌日の活力源となり、健康を維持する上で欠かせないのはいうまでもありません。「毎晩、ぐっすり眠りたい」とは誰しもが願うことです。
「ぜったい6時間は眠らなければ」などとこだわる人もいるようですが、年齢や生活環境などによって、最適な睡眠時間は人それぞれ。たとえ毎晩の睡眠時間が4~5時間でも、日中ハツラツと過ごせているなら、その人にとって適切な睡眠時間が確保できている証です。
ただ、快適な睡眠を得るためには、それなりの心がけが必要です。たとえば、カフェイン類は意外にも作用時間が長く、夕方以降は摂取を控えないと睡眠に悪影響をおよぼします。アルコールも睡眠の質を落とすため、寝酒の習慣はおすすめできません。
さらに積極的に、より良い睡眠を導きだす方法もあります。たとえば、体に合った寝具を選んだり、人工的な光や不快音を防ぐといった環境整備も効果的です。軽いストレッチや好きな香りをかぐ、心地よい音楽を聴くといった、自分なりのリラックス法を見つけるのも良いでしょう。
とくにおだやかな曲調の音楽は、脳をリラックスさせて自然な眠りを誘うのに向いています。また、小川のせせらぎや静かな雨音、打ち寄せる波の音など、私たちの身のまわりに存在する自然音も、多くの人が心地よく感じるようです。
最近では、より良い眠りを得る手段として、自然音を聴くことのできるアプリも登場しています。就寝前のPCやスマートフォンの使用は睡眠の質を低下させますが、その端末を駆使して深い眠りを求めるというのは、現代人の生活スタイルを象徴しているのかもしれません。