セルフチェック
気になる症状があればセルフチェックをしてみましょう。
心地よく質の高い睡眠のためには、寝る前に飲むものにも気を配る必要があります。
ベッドに入ってもなかなか寝つけそうにない。そんな夜はお酒の力を借りて…、という方は多いかもしれませんね。確かに、適度な量のアルコールであれば、イライラや不安を抑えるリラックス効果や、早く眠りにつける効果が期待できます。
しかし、寝る前にアルコールを摂取すると眠りの質が下がってしまい、しっかりと休めないという問題があります。
また、眠りにつくのが早い分、夜中に目が覚めやすくなり、十分に疲れがとれないまま朝を迎えてしまうこともあります。
さらに、眠れないからといってお酒にばかり頼っていると習慣化して飲む量が増えていき、やがて健康を害することになりかねません。寝る前のお酒はほどほどの量にして、頼りすぎないことが大切です。
「寝る前にコーヒーを飲むと眠れなくなる」ということはよく知られています。
それなら、かわりに緑茶や紅茶なら大丈夫かというと、それもまちがい。コーヒーだけでなく、これらのお茶にも眠りにつきにくくなる作用があるのです。
コーヒーを飲むと眠れなくなるのは、含まれているカフェインによるもの。目を覚まさせるはたらきがあるこのカフェイン、実は緑茶や紅茶にも含まれているのです。
カフェインを含む身近な飲み物として、ほかにはコーラや健康ドリンクなどがあります。
カフェインには利尿作用があるため、トイレに行きたくなり、夜中に目が覚めてしまうおそれもあります。せっかく気持ちよく眠っていたのに、トイレに立った後、そのまま寝つけなくなってしまうなんてことも。
寝る前にはこれらの飲み物は避けて、麦茶やハーブティーなど、カフェインを含まないものを飲むとよいでしょう。