セルフチェック
気になる症状があればセルフチェックをしてみましょう。
国内、海外を問わず、旅行から帰ってきてひと息ついたときに「やっぱり我が家が一番!」と感じたことはありませんか?
旅先での宿泊は新鮮で楽しいものですが、落ち着くのはなんといっても自分の家ですよね。通常、旅先より自分の家のほうが深い眠りになるのは、慣れた部屋の安心感によるもの。
このように、快適に眠るには、安心感が得られる環境が重要になります。
快眠のための環境を考えるにあたって、欠かせないポイントとして「音」があります。
家の外から聞こえる騒音のほかに、同居している家族がドアを開け閉めする音、洗面所やトイレからの水音など、家の中の生活音が気になると、なかなか眠りにつけません。できれば、それらの音が聞こえにくい部屋を寝室にするのが理想です。
寝室の変更が無理であれば、同じ部屋の中であっても、ベッドや布団の位置を工夫すると良いでしょう。それらも難しい場合や、試しても効果がない場合は、耳栓の利用などを検討するのもひとつの手です。
もうひとつの大切なポイントは「光」。
睡眠と大きく関わる体内時計を適切に調節するには、起きたらすぐに光を浴びるのが効果的です。夜の間はカーテンなどを閉めていても、朝起きたらまずカーテンを開けて、部屋の中に日光を取り込むようにしましょう。
反対に、夜に強い光を浴びると体内時計がずれて、なかなか寝付けなくなってしまいます。
ちょうど良い照明の明るさは、100~200ルクス。読書用の卓上電気スタンドが300~500ルクスとされているので、日常生活を送る上では不自由しない、明るすぎない程度だといえるでしょう。
照明選びは、色にも注意が必要です。日本では、白に近い寒色系が好まれる傾向がありますが、これもやはり体内時計を狂わせる要因に。できれば、オレンジ色に近い暖色系の蛍光灯を選ぶことをおすすめします。